2021年10月31日日曜日

「『文体の舵をとれ』の「練習問題」をたのしくやってみる会」参加の手引

 自分勝手にまとめました。不要なところは読み飛ばしてください。(改訂2021年11月2日)


1.Amazonさんのページ (目次も見つけました)。

文体の舵をとれ ル=グウィンの小説教室 https://amzn.to/3nKSv0N 

この記事から、目次を抜き出してみました。練習問題は各章ごとについているようです。月に1章できるとして、10ヶ月は最低かかるわけですね。
【目次】
はじめに
第1章 自分の文のひびき
第2章 句読点と文法
第3章 文の長さと複雑な構文
第4章 繰り返し表現
第5章 形容詞と副詞
第6章 動詞――人称と時制
第7章 視点(POV)と語りの声(ヴォイス)
第8章 視点人物の切り換え
第9章 直接言わない語り――事物が物語る
第10章 詰め込みと跳躍
付録:合評会
用語集
訳者解説

2.訳者は大久保ゆうさん。彼の解説が読めるページはここです。

どんな方かは、こちらで。( 『文体の舵をとれ』の訳者解説も読めます。 )

http://www.kaminotane.com/editor_profile/16252/

青空文庫に行くと、彼が学生時代から行ったホームズの新訳が読めます。


3.付録として「合評会の運営」がついています。

ル=グウィン先生の経験談らしいです。Kindleでざっと読んでみました。

要約は以下の通り。これはわれわれの運営マニュアルのプロトタイプになりますね。

(1)参加者は6名から11名が適当。

(2)例会を月1回として、事前に会合の日程を決める。

(3)参加者同士の相互信頼が大切。

(4)「原稿」(練習問題の回答)は1週間前には参加者が読めるようにする。

(5)原稿には分量制限が必要。

(6)対面の集まりの時、原稿を読み上げると効果的。

(7)参加者全員が書き、全員が読むのが大切。

(8)論評は書くか、口頭で行う。口頭での論評・意見交換が望ましい。

(9)一人だけが長く話すのはご法度。

(10)論評のマナーを守る。

 (簡潔に、横槍なし、重要な点のみ(重箱突きはしない)、人格攻撃をしない、など)


4.「練習問題」はどんな感じなのか。

2.で見た大久保ゆうさんのページに、「第5章」の本文と練習問題(の一部)へのリンクが掲載されています。

直接行くなら、ここです。

http://www.kaminotane.com/2021/08/26/16894/

〈練習問題⑤〉 簡潔性
一段落から一ページ(400~700文字)で、形容詞も副詞も使わずに、何かを描写する語りの文章を書くこと。会話はなし。

これはやさしそうで実はムツカシイ、でも「やってみる」ことに意義のありそうなモンダイだと思います。

(こう書いてはいけなくて、〈「やってみる」ことに意義のある問題だ。 〉と書くべきなのでしょう。Webの文章には必須の技術かもしれませんね。)


☆それでは、 「やってみる会」への参加をお待ちしています。






0 件のコメント:

コメントを投稿

日記を読むと人生がわかり、日記を書けば人生がかわる!(その2)

 最近(6月2日)の書棚の状況です。 『トーマス・マン日記』は5月中に完売しました。『森有正全集 日記編』も売れました。他には『河岸忘日抄』が売れました。ありがたいことです。 当初からはかなり様変わりしています。 6月6日現在店にあるのは 斎藤茂吉全集 29巻 日記1 獄中記(岩...